明日、私たちは郊外に住むのだろうか。
郊外とは何だったのか?
かつて郊外に住む理由は明快だった。
増える人口、過密な都心環境、上がってゆく地価……。
そこから逃れるように子育てや穏やかな環境を求めて人々は郊外に向かった。
しかし今、人口は減少に転じ、郊外に向かう理由が薄らいでいる。
人は再び周縁から中心へと向かう。
そして郊外の風景は急激に変わりつつある。
同時に、郊外は、そこで育った僕らのふるさとでもある。
均質に並ぶ家々や団地も、モノに溢れるスーパーマーケットも、
直線的に走るパイパスも、
僕らにとってはなつかしい原風景であり、ときに美しいと思う。
そんな郊外に興味がある。
明日、私たちは郊外に住むのだろうか。
「あしたの郊外」で起こること、変わる風景を見てみたい。
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Webサイト「あしたの郊外」終了に際して
羽原康恵
あしたの郊外、取手
“はらっぱ”のようなまちへ。取手アートプロジェクトが「郊外」を受けとめ、走る理由。
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コラム
都築響一
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郊外は圧倒的なマジョリティ。
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座談会 vol.3|アート
住友文彦×荒神明香、南川憲二×熊倉純子
郊外という夢、空き家という希望
アートにたずさわる4人が郊外について語る。それは希望の話だった。
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greenz.jp×あしたの郊外
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座談会 vol.2|アート
栗栖良依×石神夏希×森司
郊外を解きほぐす、あたらしい身体性
場所や地域、人のあいだを行き来する目線から郊外について語る。多様性や変化をしなやかに受け入れるとき、あらたに見えてくる場との関係とは。
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コラム│インターネット
中原寛法
インターネットから郊外を探る
インターネットは無限に広がり続けている空間だ。
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greenz.jp×あしたの郊外
人々をつなぐきっかけを生む、「とくい」を預かる銀行とは?
取手井野団地の住民たちの生活に寄り添う、ちょっと不思議なアート作品「とくいの銀行」
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greenz.jp×あしたの郊外
公共空間にこそ、自由な表現を許容する隙間がある。
「IN MY GARDEN」上原耕生さんが提案する、アートが社会にできること
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greenz.jp×あしたの郊外
空き家問題は、リノベーションだけでは解決できない?
茨城県・取手発、ダイエットをするように住宅を壊す実験プロジェクト「減量住宅」に行ってきました。
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コラム│マンガ
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郊外を共有するマンガ
「郊外」と聞いて浮かぶ光景は人それぞれ。「郊外」が描かれたマンガを読むことで、それぞれの思い描くバラバラな郊外像を一旦「この郊外」として共有できそうだ。
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greenz.jp×あしたの郊外
住民参加型アートが、笑い声の絶えない郊外をつくりだす
greenz.jpにて「取手アートプロジェクト」による新連載「あしたの郊外」がキックオフしました。
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座談会 vol.1|建築, アート, 社会学
馬場正尊×池田修×若林幹夫
今、郊外について語る理由
アートに関心のある人びとは、「郊外」の未来をどのように憂い、そしてなぜ、郊外について語るのか。建築、アート、都市社会学の視座から3人が語る。