他人の生活空間はおもしろくみえませんか？
友人の家にいったとき、隣人の玄関が隙間から少しみえたとき、他人の日常(生活)が私の日常(生活)にとっての非日常(刺激)になることがあります。
そんな小さなきっかけを「郊外の住宅地」という日常の宝庫から、浮かび上がらそうという試みです。

「暮らしの記憶 取手店」では、取手での暮らしの記憶をつくってきた家の一部を収集し、陳列、そして販売していくお店です。
取り壊す、リフォームするという噂を聞きつければ、すぐさま交渉に向かいます。
逆にDIYをする、部屋を増やしたいという相談からはじまるかもしれません。
思い出という付加価値をもち、そしてエコで、そしてアートで、そしてまちのコミュニケーションにもつながる商品を取りそろえます。

暮らしの記憶のつまった家から丁寧に身長の記録が刻まれた柱や、補修しつつ使い続けられたふすま
他にも、壁やドア、障子、窓、床、梁、畳などできるだけいただき、「他人の日常」＝「非日常」として、「私の日常」に取り込みます。

他人の日常は、私の日常にとけ込むことなく、影響を与え続けてくれることでしょう。

▼予算
制作費：応相談
アーティストフィー：0円