よい「気」の家から風通しが良く、花々の香り漂う情景を思い浮かべました。ウッドデッキ側の開け放たれた引き戸の奥へ吸い込まれる様に中へ入ると、そこには畳・襖と昔の記憶が残っています。私は、この部屋の襖に記憶の物語を表現したい。春の兆しと供に草木が芽吹き花々が咲き誇る暖かな陽気と甘い蜜の香りに誘われたミツバチたち。きっとこの家では、毎年春を迎えると辺り一面に甘い花々の香り漂う中、まるでピアノが旋律を奏でるが如く軽やかに蜜を求めて飛び交うミツバチたちの姿が、今も昔も変わる事無くただそこに春の甘い記憶として残り続ける事でしょう。

▼予算
制作費：〜50万円
アーティストフィー：〜50万円